店舗名の由来

まずはお店の名前。
いろいろ考えました。
一つ決めていたことは『桜』をなんらかの形で表現できないか?ということ。

というのも私が生まれて間もない頃、青森で大きな地震があったのですが(年齢がバレてしまう。。)その時に命を救ってくれたのが桜の木だったのです。

地震が起きた時、母は実家にいたそうです。当時母の実家の隣には大きな銭湯があり、ものすごく長い煙突あったのですが、それが地震で倒壊し、実家めがけて倒れてきてしまったのです。
みんな一斉に家から逃げたしたのですが、産後間もない母は動くことができず、私を抱きしめて震えていたそうです。

いよいよ建物にぶつかろうとした時、銭湯と家の間にあった桜の木が支えになり、煙突はそこで止まりました。

桜の木が支えてくれなかったら、私はこの世にいないでしょう。

だからすごく桜が好きで、毎年拝むような気持ちでお花見をしています。守ってもらっているような気がするというか、北国なので春の喜びはやはり大きいです。
愛犬にも「桜」という名前をつけました。もうすぐ13歳になりますが、すごく元気でいてくれています。

サクラ商店、チェリーブロッサム、、なんか恐ろしくダサイ名前ばかり浮かんで、そのままだと芸がないからちょっと考えを変えてみよう!ということで

桜→咲く→満開→足を止める→桜を見上げる

ここで「足を止める」というキーワードに引っかかって、だいぶダサイ案を出し続けたのち、miageru.(ミアゲル)に決めたのでした。ローマ字と最後のピリオドは雰囲気です。

この時はまだ本当に開業なんてできるわけがないと思っていて、とりあえずイケメンIMの手前、目標のオープン日を一年後に定め、ゆるりと職業訓練校(失業手当もらいながら資格取得の勉強ができる学校です)の準備を進めるのでした。

職業訓練校は、htmlとか勉強ができて、最終的に自分でホームページが作れるようになれたらいいね!というクラスだったのですが、、成果はご覧の有様です。
でも資格がいっぱい取得できたし、何よりかけがえのない出会いがあったのですごく有意義な時間でした。

この後、イケメンIM曰く「事業計画書の国語の部分」お店のコンセプトや経営理念を決めていくのですが、この作業はすごく楽しかったし、勉強になりました。

つづく

初めての起業相談

「お店を始める=起業」
ってことが今では理解できるのですが、自分の中で「起業って。。。そんなやる気満々系じゃないし」という気持ちが当時はありました。なんだか恥ずかしいというか、
「お店始めます!」
はなんだかかっこいい気がするのですが、
「ワタシ、起業します!」
だとなんかイメージが違う感じがして。(すごい偏見ですみません。)

なので、起業相談といっても、私にはあまり関係ないのかな?と思いながら相談ルームに向かったのでした。
ただ、私がやろうと思ってることを紙にチョチョっとまとめて、こうしたいんですけど、どうしたらいいんですかね?というようなことを聞きにいったと思います。

IMの方は思った以上に若く、イケメンでした。(やる気倍増)

お話を聞いてもらい、それじゃ、事業計画書を作りましょう!と提案していただきました。

ほぇ?事業計画書?

じぎょう?けいかく?
よくわからない。なんだろう。
思えば販売一筋10年。簡単な事務処理はしたことがあっても、いわゆるオフィスレディ的な仕事は全くやったことがないので、書類をまとめるなんて考えてだけでグェ〜。という感じ。
しかも売り場が全て!という考え方だったので、なんでお店をするのに書類なんて作んなきゃいけないんだ?いらねーだろ、と。
(今は事務処理仕事の大切さ、重要性を痛いほど感じています、、、ちゃんとした事務できる人ってどんな仕事でも通用する気がする。なんで事務は誰でもできるみたいなイメージで給料も安いんでしょうねぇ。私がポンコツすぎるだけ?)

しかしながら、
「事業計画書をまとめていくことで実現に向かって具体的に何をするべきかが見えてきますよ、一緒にやってみましょう。」
というイケメンIMのキラースマイルに、思わず首がコックリと頷いてしまい、次回までの宿題をいそいそと持ち帰るのでした。

確か最初の宿題は、お店の名前、開業日、コンセプトを決める。みたいなもんだったと思います。

つづく

開業のきっかけ・その2

職人さんに憧れて、よし!クリエイター目指すぞ。と思ったものの、最終的な自分の将来の姿をイメージしてみると(先ずは十年先をイメージしてみました)やっぱりクリエイターよりも、「お客様と笑顔で話す自分」だな、と思い。。。

もともと母が裂織りをやっていて、私もできるようになりたいと思って志望した職人稼業でしたが、一旦置いといて、十年後に始めよう。とあっさり計画変更。

さあさあお店を始めよう。大好きな販売をしよう。作家さんの商品を取り扱って、勉強させてもらいながらワークショップとか、語る会とか、楽しいイベントをやろう。
雑貨屋さんにありがちな、しれっと目も合わさない「いらっしゃいませ」じゃなくて、ちゃんと心からの挨拶を届ける人になろう。
いろんなことができる場所、人と人、ものと人を繋げるお店にしよう。

理想はあるものの、実際どうしたらいいかわからず、、、。
でも思いついたことはやるやらないに関わらず、ペロペロと口から出てしまう性分。

とある晴れた日、行きつけの美容院でなんとなく創業の思いをポロリしたところ、「じゃあいい人いるので紹介しますよ。」とおっしゃるオーナー。

そこで紹介していただいたのが、青森市・起業創業等相談ルーム(当時。現在はあおもり地域ビジネス交流センター)のIM(インキュベーションマネージャー)の方でした。
タダでいいんすか?え?タダ?市のやつだから大丈夫なんですか?

と、ドキドキしながら相談ルームを訪れるのでした。

開業のきっかけ

私は10年くらい某大手雑貨チェーン店でスタッフをしていました。オシャレなモノに囲まれて仕事がしたいなー。という非常に安易な理由からでしたが、刺激的で充実した日々でした。
「でも、このままでいいのかな?ここに私の居場所が、これから先もあるんだろうか。」長く働くうちに、そんなことを考えるようになりました。どんどん年齢を重ねて、若いだけじゃなくなっていく恐怖というか。。。この先、どうするんだろう私。
なんてことが日々頭の中をぐるぐるめぐるのです。
もちろんこのままスタッフとして頑張っていくのも正しいのでしょうけど、十年、二十年先は・・・?、

居場所が欲しい。
「自分はここで頑張ればいいんだ」と心から思える、堂々と生きていける居場所が欲しかったのです。
わけあって(訳はひとつしかありませんが)結婚しても、それですべてが解決するわけではないことは知っていました。結婚の先には結婚生活があって、それがやがて自分の人生になる。
その過程にも絶対に努力が必要で、パートナーに頼る甘えるじゃなくて、ちゃんと自分の人生を考えて生きなくちゃいけないな、と思ったのです。
当時は決まったパートナーもおらず、まぁ希望は持ちつつも、結婚して自分の居場所を作る前に社会に自分の居場所を作ってみよう!と考えたのです。きっとそう思ってる女子ってたくさんいるんじゃないかな?一緒に集まったらなんか面白いことできるかもしれない。うんうん、集える場所を作ってみよう。
そんな感じです。

じゃあ何をしようか?
私にできることって?
ずっとやってきたことだし、好きな仕事なのでお店がいいな、とぼんやりは考えていまいた。
だけど販売員だけじゃなく、作る側にもあこがれていたので、手仕事の職人さんになりたいな、とも考えたのです。

初めまして。

miageru.(ミアゲル)と申します。3月に青森市は桜川で和食器を集めた雑貨店を始めます。
miageru.という名前には、「満開の桜の花を見上げる時のように、思わず足を止めてしまう出会いを」という意味が込められています。
例えばお気に入りのモノに出会ったり、同じ楽しみを共有できる友人に出会ったり、憧れのクリエイターやアーティストと出会うことができたり。
普通に暮らすことの価値や意味がどんどん変わっていく今だからこそ、「自分が決めた大事なこと」を守っていけるような、そんな自由で楽しい暮らしのお手伝いができたらな、と思っています。

美しい桜並木沿いで、たくさんの出会いが生まれますように。
今のところ人生最大の挑戦でドキドキしていますが、きっと満開の桜が咲くころには、笑って空を見上げているはずです。
うむ。

これからもよろしくお願いいたします。